高度生殖医療

採卵

当クリニックでは母体と卵に極力ストレスをかけないように工夫した採卵針を採用しています。
当クリニックオリジナルの採卵針と最新の採卵針で痛みも出血も最小限に抑えます。
麻酔の有無は患者様のご希望に添って決定します。
痛みの少ない針を使用しますので、無麻酔の場合、採卵後すぐに帰宅していただけます。

体外授精

不妊原因が卵管の異常(閉塞・切除など)または原因不明で精子所見の良好なご夫婦に行います。
濃縮洗浄した精液から良好運動精子のみを回収(Swim up法)し、採卵した卵子に振りかけます。
自然に近い受精方法となります。

顕微授精

体外受精で受精が確認できない場合や精液所見が不良のご夫婦に行います。
1個の精子を細いガラス針を用いて卵子細胞質内に注入します。
精子は高倍率で奇形や空砲の有無、動きなどをチェックして良好な精子を選別して使用します。
卵子の細胞質内にある紡錘体(染色体を含んだ紡錘状の構造体)の位置も確かめる事で染色体を傷つけずに安全に顕微授精を実施しています。

タイムラプス培養

カメラ付きの培養器のことをタイムラプスといいます。
培養器は子宮内に限りなく近い環境に保たれていて、胚にとって快適な環境です。
タイムラプス培養は胚を培養器にいれたまま24時間継続的に観察することが出来ます。
当院では受精から培養終了(最長7日間)までタイムラプス培養をさせて頂きます。
胚の成長過程を一定間隔で撮影していくので、今まで見落とされていた異常授精や、分割過程を知ることができ、良好胚の選別に役立ちます。
胚の培養環境変化が減少することで胚盤胞到達率の向上、胚移植における良好胚選別の指標として妊娠率向上に繋がります。

胚凍結

受精後5~6日目に良好胚盤胞(ガードナー分類4BB以上)に到達した胚を凍結保存します。
当院では基本的に全症例で胚盤胞凍結を実施しています。

胚移植

患者さまの子宮環境が整った状態で胚移植を実施します。
当院では凍結胚の融解直後にアシステッドハッチングを実施しています。
移植に用いるチューブは内膜を傷つけない非常に柔らかいものを使用しています。
※ソフトチューブで移植困難な患者さまはガイド付きチューブを使用する場合があります。

アシステッドハッチング

通常受精卵は細胞分裂を繰り返し、胚盤胞へ発育します。
胚盤胞が拡張していく過程で透明帯を破って子宮内膜に着床します。
しかし、年齢因子や凍結操作によって透明帯が固くなると言われており、胚の脱出の妨げになることがあります。
透明帯の一部もしくはすべてにレーザーをあて、除去することで胚の脱出の手助けをしています。

特殊検査

なかなか着床しない、不育症に悩まれる患者様への検査として子宮内フローラを実施しております。

不育症治療

反復流産経験者・染色体異常が疑われる患者さまには血液検査や投薬治療を実施しています。

高度精液精子機能検査

通常の精液検査(精子濃度、運動率など)では分からない精子のDNA損傷や未熟精子を調べる検査です。
これらの値は受精率や妊娠予後に影響があることが知られています。
また、抗酸化力検査によってDNA損傷を引き起こすリスクを測定することで、生活習慣の見直しや治療方針の参考にしていただけます。

ALICE

当院で治療・出産された患者さまの治療割合(2022年~2023年)

ERA

約半数の方が一般不妊(タイミング・黄体補充)で妊娠出産されています。

人工授精成績

ERA

人工授精の妊娠率は10%前後と決して高くはありません。
当院で人工授精にて妊娠された患者さまの90%以上は3回目までに妊娠されていることから、多くても4~6周期をめどに体外受精にステップアップされることをおすすめします。子宮内フローラを組み合わることで子宮内の環境を把握し、必要に応じて治療をしています。その成果として妊娠率の向上が認められます。

胚移植成績

ERA

2022・2023年出産に至るまでの採卵回数

ERA

約60%の患者様が1回の採卵で赤ちゃんを出産されています。
2回目を含めると約85%の方が出産されています。
1回目の採卵で余剰胚を得ることが出来る患者様も多くいらっしゃるので、2人目、3人目の出産も珍しくありません。

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