コロナ禍の訪問リハビリ

ヨナハ訪問リハビリテーション

3年前にコロナウィルスが猛威を振るい「人と人が近づくことがリスクになる」という考え方の大転換が生じてしまいました。

このような時代に、自分の家に他人を入れて、しかも体を触れ合わせ、悩みを打ち明けて、おしゃべりまでする。考え方によっては何ともリスキーですが、本来なら「とても自然で豊かな行為」ではないでしょうか?私たち訪問リハビリの仕事はオンラインで置き換えることはできません。当事業所では、コロナ禍でも利用者数は増え、現在100名を超える方がご利用で、毎月500回以上の訪問リハビリを行っています。

声を出し、笑顔をかわし、体を動かしていくと心も動きます。心が動くと体も動くようになります。と偉い先生(大田仁史(おおたひとし)医師)が言っておられました。「心」と「体」のどちらが先でも構いませんが、実際に訪問リハビリではそのような場面に良く出くわし、間違いなくそれらは繋がっていると実感する毎日です。そんな中、声が出ない人、笑顔が出せない人、体を動かせない人もいます。コロナ禍で家にこもりがちになり、明るいニュースも少なくなり余計にそんな傾向が強くなった印象でした。それでも、リハビリの中で直接触れ合うことで、手から伝えられる(手に伝わってくる)言葉や感情があります。実際に発せられた言葉や表情よりも雄弁なこともあります。何やら哲学のようでもありますね。

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利用者さまからみて、他人を家に入れて自分の体を預け、心を開くということ(私たち訪問セラピストからみれば、家に入れてもらい、体の緊張を解いてもらい、困っていることを聞き出すということ)は、それほど単純なコミュニケーションで成り立つものではありません。そこに介護されている方や同居家族、同居していない親族などの思いが複雑に加わると、ますます頭が混乱していきます。それを、声を出して笑顔で体を動かして、探り探り解きほぐしていく毎日であります。

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